国指定重要有形民俗文化財

これらの掲載された衣類は、青森市の民俗研究家が、約40年間かけて収集したコレクションの一部。田中さんは、旧川内町(現むつ市)生まれで、北海道・東北民具研究会の会長で、身近なところから青森の歴史を調べようと、1960年代から約40年間をかけて、青森県の南部地方の農家を中心に、使われなくなった民具や衣類など約2万点を収集した。特に衣類は約3000点に上り、「津軽こぎん刺し」や「南部菱(ひし)刺し」といった国指定重要有形民俗文化財になった着物も含まれている。